
今回は「語学の学習」についてみていきたいと思います。
はじめに「FSI」って聞いたことがありますか?

「FSI」ですか?
聞いたことないです。


言語の難しさのランキングですね。
そこから日本語の難しさをみてみるのですね。

そうです。
FSIでは「Speaking-3/Reading-3」レベルに達する学習時間の平均を「4段階にランキング」しています。
ここでリストみてみましょう。
Category I Languages: 24-30 weeks (600-750 class hours)
英語に近い言語。
デンマーク語 (24時間)、オランダ語(24時間)、フランス語(30時間)、イタリア語(24時間)、ノルウェー語(24時間)、ポルトガル語(24時間)、ルーマニア語(24時間)、スペイン語(24時間)、スウェーデン語(24時間)
Category II Languages: Approximately 36 weeks (900 class hours)
ドイツ語、ハイチ・クレオール語、インドネシア語、マレー語、スワヒリ語
Category III Languages: Approximately 44 weeks (1100 class hours)
“難しい言語” – 英語とは重要な言語的な違い、そして文化的違いがある言語。
アルバニア語、アムハラ語、アルメニア語、アゼルバイジャン語、ベンガル語、ブルガリア語、ビルマ語、チェコ語、ダーリ語、エストニア語、ペルシア語、フィンランド語、ジョージア語、ギリシャ語、ヘブライ語、ヒンディー語、ハンガリー語、アイスランド語、カザフスタン語、クメール語クルド語、キルギス語、ラオ語、ラトビア語、リトアニア語、マケドニア語、モンゴル語、ネパール語、ポーランド語、ロシア語、セルビア・クロアチア語、シンハラ語、スロバキア語、スロベニア語、ソマリア語、タガログ語、タジク語、タミル語、テルグ語、タイ語、チベット語、トルコ語、トルクメン語、ウクライナ語、ウルドゥー語、ウズベク語、ベトナム語
Category IV Languages: 88 weeks (2200 class hours)
“非常に難しい言語” – 英語のネイティブスピーカにとって非常に難しい言語。
アラビア語、中国語–広東語、中国語–北京語、日本語、韓国語

こんなに多くの言語があるのですね。
日本語は「CategoryIV」に属してますね。

はい。
「非常に難しい言語」。英語では「Super-hard languages」となっています。
英語圏の人から日本語は「難しい言語」となります。

なるほど!
つまり、英語圏の人からみて日本語が難しいから、日本人からみて「英語は難しい」とも考えられるのですね。

それでは、学習時間をみてみましょう。


2200学習時間で88週間ですか?
一年は52週ですから1年半以上ですね。

そうです!
英語圏の人が日本語を学ぶにはかなり大変なのですね。
もちろん、このデータはアメリカでの統計データなので、私達日本人が英語を使えるようになるための学習時間のデータはありません。
しかし、私達にはアドバンテージがあります。

もしかして、学校で英語を勉強してきたと言うことですか?

その通りです!
中学校や高校、今は小学校から基本を一通り勉強してきました。

でも、忘れてしまってます…。

My name is Tom. I’m Japanese. I have a pen.
等など意味がわかりますよね。


わかります。

それでは、
Je m’appelle Tom. Je suis japonais. J’ai des stylo.
等などはどうですか?


わかりません。
あっ!この違いですね。

そうです。
私達の英語は0スタートではなく、英語を「知っている」からの学習になります。

なるほど。