今回から「英語de算数」のシリーズをはじめます!
言語の学習では状況や内容を理解している文章の方が覚えやすいですよね。
そこで、「小学校の算数」を題材にして、算数で使う英語を中心に様々な単語や文章をみていきたいと思います。
数学は嫌いになっても、小学校の算数は覚えている方は多いのではないでしょうか。
算数には「数式」以外にも、定義や説明があり、英語学習にとても役立つと思います。
小学校1年生の算数からスタートです。

今回は英語での「足し算」についてみてみましょう。
計算式だけでなく、「状況の説明」もみていきます。
会話でも役立つ文章があります。
足し算は英語で何と言うでしょうか?

足し算なので動詞「add」に関連しそうですね。

なるほど!
いいところに着目しましたね。
「足し算」は次のように言います。

それでは「足し算」の数式をひとつ書いてください。

簡単な式の方がいいですね。

ありがとうございます。
それでは、この式を日本語で言ってみましょう。

にほんごですね。

そうです。
英語では次のように言います。
Three plus two equals five.
Three plus two is equal to five.

2つの言い方があるのですね。
どちらでも良いのですね。

どちらでも構いませんが、次の点に気をつけましょう。
- equalが動詞の場合、三人称単数になります。
- equalが形容詞の場合、前置詞「to」に計算結果が続きます。

それでは、数式を詳しくみていきましょう。

+ | plus |
---|---|
= | equal / is equal to |
和 | sum |

足し算の計算結果は「和」ですね。
英語では「sum」です。

わかりました。
数式の読み方は英語も日本語も同じ順番ですね。

そうですね。
この式での「3」と「2」は「addend」と言います。参考までに。

なるほど。

それでは、この「足し算」を使った文章をみてみましょう。
例文1

Emma had 2 puppies.
Then she got some more puppies.
Now she has 5 puppies.
How many puppies did she get?

足し算クイズみたいですね。

そうですね。
それでは、順訳からみてみましょう。

動詞「have」は所有の意味なので「飼う」の意味もありますね。

もちろん!
「所有」の意味を基本にして「飼う」も含まれます。

はい、わかりました。

それでは、疑問文もみてみましょう。

「How many」なので数えられる名詞の数を尋ねる疑問詞「how」の疑問文ですね。
「did」は一般動詞過去形の疑問文の助動詞ですね。

そうです。
それでは和訳をみてみましょう。
エマは子犬を2匹飼っていました。
それから、もう数匹の子犬を手に入れました。
今、5匹の子犬を飼っています。
何匹の子犬を手に入れましたか?

何匹でしょうか?
計算式からみてみましょう。

最初に「2匹」いて、結果「5匹」になったので次の式ですね。
2 + _ = 5

「3匹」手に入れました。

はい、正解です。
それでは、もう一つ文章をみてみましょう。
例文2

John had some ties.
He went shopping and bought 2 more ties.
Now he has 10 ties.
How many ties did John have before he went shopping?

順訳からみてみましょう。

「go shopping」は「go + 〜ing」、つまりgoに動名詞が続く文章ですね。

はい、そうです。
また、接続詞「and」も使っています。
それでは、疑問文もみてみましょう。

「How many」なので数えられる名詞の数を尋ねる疑問詞「how」の疑問文です。
「did」は一般動詞過去形の疑問文の助動詞ですね。
また、接続詞「before」が続いて「ある時点」である「買い物に行く」の「前に」になります。

はい、そうです。
それでは和訳をみてみましょう。
ジョンはいくつかのネクタイを持っていました。
彼は買い物に行って、もう2本のネクタイを買いました。
今、10本持っています。
買い物に行く前に、何本のネクタイを持っていましたか?

何本でしょうか?
計算式からみてみましょう。

買い物に行って2本ネクタイを買って、結果10本のネクタイを持っているので次の計算式ですね。

買い物へ行く前には8本のネクタイを持っていました。

はい、そうです。
このように、「足し算」と「足し算に関する具体的な文章」をみてきました。
ちょっとした論理的な文章もありますね。
使えそうな文章は繰り返し発音して覚えておくと良いでしょう。