今回は「引き算」です。
前回の「足し算」では数式だけでなく、クイズみたいな文章で「足し算」がでてきました。
引き算でも色々とみていきましょう。

今回は英語での「引き算」についてみてみましょう。
前回は「足し算」と言っても、ちょっと論理的な文章でしたね。
それでは、引き算は英語で何と言うでしょうか?

引き算ですね…。

そうです、「引き算」です。
「引き算」は次のように言います。

それでは「引き算」の数式をひとつ書いてください。

こんな式で…。

「にほんご」での言い方ですよね!

そうです。
この数式は英語では次のように言います。
Seven minus three equals four.
Seven minus three is equal to four.

どちらでも良いですね。

もちろん!
次の点に気をつけましょう。
- equalが動詞の場合、三人称単数になります。
- equalが形容詞の場合、前置詞「to」に計算結果が続きます。

それでは、数式を詳しくみていきましょう。

– | minus |
= | equal / is equal to |
差 | difference |

引き算の計算結果は「差」ですね。
英語では「difference」です。

なるほど!
引き算の数式の読み方も英語と日本語は同じ順番ですね。

そうですね。
この式での「7」は「minuend」と「3」は「subtrahend」と言います。参考までに。

なるほど…。

それでは、この「引き算」を使った文章をみてみましょう。
例文1

Alice had some doughnuts.
She gave 3 doughnuts away to John.
Now she has 7 doughnuts.
How many doughnuts did she have to start with?

引き算クイズですね。

はい。
それでは、文章構成の確認のため順訳からみてみましょう。

ポイントは動詞「give」ですね。
「give 〜 away」で「〜をあげる」の意味ですね。

そうですね!
そして、「ジョンに(あげる)」ので前置詞「to」を使っています。

はい。

それでは、疑問文もみてみましょう。

「How many」なので数えられる名詞の数を尋ねる疑問詞「how」の疑問文ですね。
ここで「to start with」はto不定詞で副詞的用法で「最初に」の意味ですね。

そうです。
それでは和訳をみてみましょう。
アリスはいくつかのドーナッツを持っていました。
彼女は3つのドーナッツをジョンにあげました。
今、彼女は7個のドーナッツを持っています。
彼女は最初に何個のドーナッツを持っていましたか?

何個でしょうか?
計算式からみてみましょう。

最初にいくつか持っていて、ジョンに「3つ」あげます。
結果「7個」になったので次の式ですね。
_ + 3 = 7

「10個」持っていました。

はい、そうです。
それでは、もう一つ文章をみてみましょう。
例文2

Emma had 6 pieces of fruit in her bowl.
She ate some of them.
Now there are only 2 pieces of fruit in her bowl.
How many pieces of fruit did Emma eat?

順訳からみてみましょう。

「in her bowl」は「お碗/ボウルに」の意味です。
「there are 〜」は「〜がある」の意味ですね。

はい、そうです。
それでは、疑問文もみてみましょう。

「How many」なので数えられる名詞の数を尋ねる疑問詞「how」の疑問文です。
「did」は一般動詞過去形の疑問文の助動詞ですね。

はい、そうです。
それでは和訳をみてみましょう。
エマにはお碗に6つの果物があります。
彼女はいくつかを食べました。
今、ボウルにはたった2つの果物しかありません。
エマはいくつの果物を食べましたか?

いくつでしょうか?
計算式からみてみましょう。

最初に6つの果物があり、エマがいくつか食べた後、2つの果物が残っているので次の計算式ですね。

エマは4つの果物を食べました。

はい、そうです。
「足し算」と同じようですが、リスニングで「しっかりと意味を捉える」練習になりますね。
ここでも、使えそうな文章は繰り返し発音して覚えておくと良いでしょう。